別段、貧乏ってわけではない家庭で育った私ですが、貧乏ではないというだけで、お金持ちというわけではなかったので、何でも好きな物を好きな時に好きなだけ買えるわけではもちろんありませんでした。

けれど、お金のせいで何かを我慢したなんていう事は一度もなかったように思います。何不自由なく育ったといっても過言ではない、幸せな家庭だったと思います。

不思議なもので、自分の生まれ育った環境が普通の環境だと信じている所があるのかも知れません。

そして、大人になり色々なタイプの人と出会って初めて、お金持ちの人の育った環境の豊かさや、自分の家は、いわゆる中流家庭だと言っている人が、私からすればものすごい節約生活の家庭だったりと、実に人の感覚は様々なんだなぁと感じるようになりました。

こういう感覚って、発展途上国の貧しい人々とかのドキュメントを観ている感覚に近いのかな？なんて思ったりします。例えば、日本だったら簡単に手に入る薬を処方さえすれば助かる命が、どこかの発展途上国ではその薬が手に入らず死ぬしかない。というのは、もちろん私達から見ればとても不幸な事なのかも知れないけれど、その発展途上国の人々からすれば、それは決して不幸なことではないのだと思う。自然淘汰というか、仕方のない事。生きる力のないものは生きられないという事だと思う。

なんて、なにが言いたいのか、自分でもよくわからなくなっちゃったけど、お金ってあればあるだけ困らないけど、無ければ無いなりの幸せがあると思うんだよね。

こんな事言うと、ただのキレイごとだと言われそうだけど、実際、年収800万以上になると幸福度ってお金では変わらないらしい。だからある程度のお金は必要だけど、ある程度のお金さえあれば幸福度はお金以外の何かでしか得られないって事だよね。

お金以外の何かって何なんだろう？って考えた時に、私はいつも自分の育った家庭を思い出して、やっぱり家庭なのかな？って気がします。

変な話お金に困ったら、お金なんて稼げばいいし、貧乏でも死なない程度に暮らせればいいけど、家庭って、どこでも稼げないし、代わりの家族なんて無いしさ。

だからやっぱり、お金＝幸福ではないと思う今日この頃の私です。

かと言って、じゃあお金いらない！とはならないですけどね。笑